【完全未経験から】兼業でも月収50万円のディレクターになれる完全ロードマップ

どうも!WEB制作フリーランスのしょーへー(@Sho_hei_MKG)です!
いつも見ていただき本当にありがとうございます!
WEB制作:最高受注額108万円

完全未経験からディレクターになれると聞いて、

「いやいや、ディレクターって制作会社勤務経験ないと難しい」
「ディレクターってそんなに簡単になれないから、どうせ私には無理だわ。。」

って思ってませんか?

実はこれって全部思い込みです。

自分も同じように思ってました。ディレクターの募集要項には決まって、「実務経験者を求める」と書いてあったし、未経験からプログラミングを学習している自分がなれるなんて思ってもなかったです。

少なくともコーディングを学んで、約1年ほどは将来的になれるビジョンすらも全くイメージできてなかったです。

そんな中、たまたまクラウドソーシング上で制作会社がフリーランスのディレクターを募集していて、運良くその募集で採用していただくことができ、ディレクターとして活動を始めるようになりました。

その後、7社の制作会社とディレクターとして業務委託契約を行い、ディレクションだけで1件20万円ほどいただけるようになれました。たった半年ほどの出来事です。

ディレクションのノウハウをまとめ、ディレクターを目指す方のコンサルをさせていただいたところ、ディレクター未経験の方が、初めてのディレクション案件を進める中で次のお仕事を受注したりと実績が出せるようになりました。

改めてお伝えさせていただきますが、

「ディレクターになるのは不可能じゃないです。」

完全未経験でも、しかるべき実績を積み上げ、外部ディレクターとして活躍することは可能です。

ただ、これだけは念頭に入れていてください。

「誰でも2ヶ月で簡単にWEBデザイナーになれます」という類のロードマップではないです。

しっかりと取り組むと半年〜1年は必要になります。ただ、それだけ本質的な内容だからこそ、今だけ通用するのではなくて、1年後も5年後も通用する本質的なスキルが身に付きます。

さらに、ディレクションをマスターしておくと、例え10年後にWEB制作業界が縮小していたとしても、その時代で必要とされるスキルを活用してディレクションを行うことができます。

ビジネスは結局人と人とが行うものなので、ディレクションスキルは10年後も20年後もコアスキルとして活躍することは間違い無いです。例えば、動画編集などにおいてもディレクションは必要不可欠であり、基本とする部分は共通しています。つまり、動画編集業界にいっても役に立つという訳です。

そんな将来性が非常に高いディレクターになるためのロードマップをお伝えしていきます。

自分の場合、WEB未経験でHP制作実績が10個に満たない状態から、制作会社の外部ディレクターとしてお仕事を任せてもらえるようになれました。しかも1件のディレクションに対する報酬が20万円ほど。

本ロードマップは無料コンテンツですが、本当に全力で作りました。

ただ実際行動に移す方は10%もいないのが現実です。

あなただけでも、行動に落とし込んで、1年後にライバルと圧倒的な差をつけていって欲しいと願ってます。

  1. ディレクターが不足している現実
  2. まずディレクターってどんな仕事なのか?
  3. はじめに
  4. 最速でディレクターになるためのロードマップ
    1. ①ベーススキルの習得
    2. ②ディレクターとして必要な知識のインプット
      1. WEB制作の流れ
        1. 基礎情報のヒアリング(チャットベース)
        2. ヒアリング準備
          1. 伝えたい内容の方向性を決める
          2. スケジュールのたたき台を作る
        3. ヒアリング(Zoom推奨)
        4. ワイヤーフレーム
        5. デザイン
        6. コーディング
        7. テスト
        8. 公開
      2. WEB集客
        1. Step1 認知
        2. Step2 興味・関心
        3. Step3 比較・検討
        4. Step4 購買
    3. ③CS(クラウドソーシング)営業準備
      1. 実績作りの方向性
      2. CSのプラットフォームに関して
  5. 私の現状
  6. 選ばれるフリーランスになる原理とは
  7. 秘訣① 徹底的に「安心」を与える(=減点を避ける)
    1. ①この人に任せておけば大丈夫と思ってもらう
      1. ①-1 依頼した内容を条件通りに対応すること
      2. ①-2 丁寧なコミュニケーション
      3. ①-3 相手の土俵に合わせる
    2. ②トラブル時の対応で安心を与える
      1. ②-1 トラブルのメリットを活かす
      2. ②-2 自責の念を見せる
  8. 秘訣② 信頼を積み上げる(=感動を生む)
    1. スピードで感動を生む
    2. +αで感動を生む
  9. 秘訣③ コミュニケーションの質を上げる(=感動を生む)
    1. 「解釈」と「提案」でコミュニケーションの質とスピードをあげる
    2. 制作会社よりも、制作会社のことを考える
  10. まとめ

ディレクターが不足している現実

まず初めになぜディレクターを目指すべきなのかという部分をお話していきます。

これはズバリ、「ちゃんと提案ができるディレクターを探している」ためです。

正直、この「ちゃんと提案ができるディレクターを探している」という話は、制作会社と繋がっている人は何度も聞いたことがあるほど、周知の事実です。

「WEBディレクター 不足」などと調べるとたくさん事実に関して、記事が出てきます。

例えば、次の記事などを見てみてください。ポジショントークではなくて、足りてないんです。

https://www.f-ship.jp/column/webdirector

これでディレクターが不足しているという事実はわかってもらえたと思います。

続いて「ちゃんと提案ができる」という部分を深掘りしていきます。

そもそもなぜ「提案ができる」ディレクターが不足していると思われますか?

制作会社の社員でディレクターを担当されている方がいるのでは?と思われるかもしれませんが、想像以上に制作会社のディレクターは提案ができない場合が多いです。

これはその方のスキルが低いという訳ではなく、抱えている案件の数が多すぎて、そこまで手が回らないためです。

10〜20件ほど抱えていたりするので、1つ1つの案件にじっくりと向き合うことができず、どうしても提案の機会に恵まれません。むしろ、提案よりもHP制作の管理業務をメインに行なっているケースが多いです。

また、フリーのデザイナーやコーダーの方がディレクションを任せてもらった場合は、そもそもディレクションに関するノウハウに長けている訳ではないので、中々提案できるレベルまで行きつかないことも多いです。

どれだけデザインやコーディングの実務経験が長かったからと言って、ディレクターに求められるスキルは別なので、ディレクションができる訳では無いんです。

つまりなかなか「提案できる」ディレクターが不足しているということです。

一方で、ディレクターとは責任が重いポジションでもあります。

正直サイト制作におけるクライアントの満足度はディレクター次第と言っても過言ではございます。

つまり、ディレクターがしっかりとしていれば、クライアントは満足してもらえる。一方で、ディレクターが力不足の場合、クライアントが満足しない可能性が高くなります。

というのも、クライアントからすると、接するのはほぼディレクターだけになるので、そのコミュニケーションやリードするスキルよって、同じ成果物であっても受け取る印象はまるで違ってきます。

コンビニで商品を買う時に、気持ち良い接客をしてもらえると気分が良いように、同じ商品(成果物)でも良いコミュニケーションがあることで満足度は変わってきます。

だからこそ、ディレクションを外部に任せることに、制作会社は慎重にならざるを得ないんです。

このハードルを越えるために、必要な実績を積んでいきましょう。「ディレクターになる」ことが目的ではなく、しっかりと評価してもらえるディレクターになるために、必要なプロセスをまとめていますので、安心して読み進めてくださいね!

まずディレクターってどんな仕事なのか?

一言で言うと、「経営者の方の悩みを聞き出して、悩みを改善する方法を提案すること」です。WEB集客に関するパートナーになるイメージだとわかりやすいと思います。

あくまでのその手段の1つがホームページを作ることであり、その品質管理をすることにあたります。

もちろんいきなりはできる訳では無いですが、このスタンスを持っているかどうかでディレクターの提案の質が全く変わってきますので、必ず意識が必要です。

ただのHP制作の管理をする立場と理解していると、他ディレクターと差別化ができず、行き詰まってしまいます。

はじめに

このロードマップの中身に入る前に、伝えておきたいことがあります。

正直このロードマップは「誰でも簡単にできます!」という類の情報ではないです。

特に兼業や育児中の方からすると、少し難しく感じられるかもしれないです。

それでも、なぜこのような本質的な内容にしたかというと、1年後も、5年後も、10年後も個人の力でお仕事をいただいて、幸せになってもらいたいからです。

もっとライトな部分だけを切り出して、簡単にできるように見せることもできます。

しかし、私も2児の父親として、今だけでなくて長年にわたり家族を守る責務があります。皆さんも同じく1年後も5年後もお仕事をいただく必要があると思うんです。

そのため誰でもできるけど、半年後に陳腐化されている小手先のテクニックではなくて、今後の人生の基盤となる本質を詰め込みました。

一見すると、どこかで聞いたことのある内容もあるかもしれません。ただ、それを実現できている人が少ないからこそ、これを徹底した自分が比較的高単価でお仕事をいただけています。

「ご家族のため」「ご自身の未来のため」などいろんな理由で挑戦を始めたと思います。その時の目的に立ち返って、最後までやり切ってもらえると嬉しく思います!

困ったことがあれば、いつでも相談に乗りますので、気軽にTwitterでDMお待ちしてます。

ちなみに、なぜこのロードマップに至ったのかを考えながら読んでもらえると、月収50万円は軽く超えることができますので、ご安心くださいね。

最速でディレクターになるためのロードマップ

①ベーススキルの習得

前提としてベーススキルがある方が良いです。

ベーススキルとは、プログラミングおよびデザインスキルを有料講座などで学んだ段階という意味です。0→1を達成しているとなお良いですが、達成していなくても全く問題ございません。

初めての案件でディレクションを担当して、結果を出されている方もおられ、再現性はあるので、ご安心ください。

高いレベルは必要ないですが、ベーススキルがあった方が圧倒的に優位になるので、現在学習中の方は最低限のスキルは身につけておくことをお勧めします。学習後にこのロードマップを順に進めてもらえれば問題ないです!

自分の場合はデイトラでコーディング(HTML、CSS、Wordpress)を学んだ状態でした。もちろんデザインを学んだ状態でも全く問題ないです。

②ディレクターとして必要な知識のインプット

ディレクターとして必要な知識は、大きく分けると2つあります。

それは「WEB制作の流れ」と「WEB集客」に関する知識です。一般的にディレクターというと、前者の「WEB制作の流れ」だけに目を向けがちですが、後者の「WEB集客」に関する基礎知識をインプットしておくことで、差別化ができます。

WEB制作の流れ

次に営業がWEB制作を受注した後の流れをまとめてます。この全体像を掴んでおかないと、ディレクターとして納期の管理や、クライアントへの安心感を与えることが難しくなるので、必ず理解する必要があります。

ベーススキルを学習済の方であれば、大方理解できる内容と思いますが、改めて流れを頭の中に入れることをおすすめします。

ディレクターとして信頼を得るために、ヒアリングなどの工程で前倒しで作業を行うことを推奨しているので、その辺の「なんでこのタイミングで〇〇をやっているんだろう?」と考えながら読んでもらえるとかなり理解が深まりますよ。

各プロセスにおける注意事項なども併せて記載しているので、その辺も意識してみていただきたいです。

基礎情報のヒアリング(チャットベース)

まず最初に、受注後にクライアントと打合せをする前に、基礎的な内容をチャットベースでヒアリングを行います。基本的にはヒアリング表を準備しておき、分かる範囲で構わないので記載してもらいましょう。

制作会社によっては、決められたフォーマットでのヒアリングを営業担当の方が住ませていただいている場合もございます。

参考までにヒアリング表を添付しておきますので、参考にしてもらえると幸いです。

ヒアリング表

この情報をもとに、次のヒアリング準備を進めていくので、ヒアリングの1週間以上前には先方に共有して、ヒアリングの前には情報が入手できることを目安にしましょう。

ヒアリング準備

ヒアリングとはクライアントとディレクターとが初めて打合せをする場となります。それまでにチャットでやり取りをすることもございますが、初対面となりますので、この時の印象が今後の制作工程に大きく影響しますので、かなり重要なプロセスとなります。

そのため、そのヒアリング前に準備を行う必要があります。

まず、ヒアリングの目的は大きく分けて、次の2点です。

①関係構築を行う
②サイトで伝えたい内容の方向性を決める

伝えたい内容の方向性を決める

「①関係構築を行う」に関しては、事前準備は特に必要ありませんが、「②伝えたい内容の方向性を決める」に関しては、事前に準備をしないと、せっかくのヒアリングなのに全く話が進まないことも多くあります。

ここで認識しておかないといけないこととしては、「クライアントはWEB制作に精通している訳ではない」、「基本的にクライアントの言う通りに作るだけでは期待値を越えることはできない」ということです。

「どんなサイトを作りたいですか?」と聞いても、ほとんどの場合、ありきたりな回答が返ってくるか、あまりわからないと回答されることが大半です。

ここで、「貴社の既存サイトを拝見させていただき、中心事業である事業Bの印象が全面に出たサイトをお作りしていきたいと考えておりますが、いかがでしょうか?」と提案するといかがでしょうか?

「是非その通りやろう!」もしくは「実はまだ小さいけど事業Cを会社の軸に据えていきたいんだ」とフィードバックをいただけると思われませんか?

このように基本情報のヒアリングの内容をベースに仮説を作っていくのですが、決して正解を出す必要はないので安心ください。正解はクライアントの中にあるので、その正解を聞き出すために仮説を作っていきます。

仮説に応じて、深掘りして聞きたい内容を事前にまとめておき、ヒアリングの場で確認する流れとなります。

慣れるまでは、多少ラフでも良いので、TOPページのワイヤーフレームを作っておくと失敗が少ないです。というのも、ワイヤーを作っておかないと、ヒアリングが不十分になりがちです。その後ワイヤーを作る際に「あれも聞いておけばよかった」となり、結果的にヒアリング後のやりとりに時間がかかってしまい、満足度が下がってしまうためです。

スケジュールのたたき台を作る

次にスケジュールのたたき台を作っておきます。

これはクライアント目線で考えるとわかりやすいのですが、大体いつ頃に完成するのか、その道中でどんなことを対応しないといけないのかがわからないためです。

基礎情報のヒアリングで納期要望はお伺いしているので、その納期要望に応じてスケジュールのたたき台を作ります。

詳細なスケジュールを作るというよりは、ざっくりとしたスケジュール感をまとめるイメージで構わないです。それに追加して、クライアントに協力いただくタイミングと内容を伝えられるとベストです。

  • 10/1~10/8:デザイン(TOP)
    ※10/7-8:デザイン確認
  • 10/9~10/15:デザイン(その他ページ)
    ※10/14-15:デザイン確認
  • 10/16~10/31:コーディング、テスト
    ※10/30:公開前の最終確認

もう一点注意点として、この時点であまりタイトで無理なスケジュールは作らないように意識してください。暫定でもスケジュールを出すと、これがベースとして進めることになります。案件を進める中で、トラブルはどうしても避けられないので、ゆとりを持っておき、多少のトラブルは吸収できるよう備えておきましょう。

スケジュールに関しては、デザイナー、コーダーへの軽い確認も済ませておくと、その後の動きが非常にスムーズになります。マストではありませんが、外注先の方への配慮を行っておくと非常に仕事がやりやすくなりますよ。

ヒアリング(Zoom推奨)

ヒアリングの目的は既にお伝えした通り、大きく分けて、「①関係構築を行う」、「②サイトで伝えたい内容の方向性を決める」ことです。

前の章で準備した内容をベースに、確認を進めていきます。多くの場合、Zoomなどを用いて打合せを進めていくことになると思います。

そこで、Zoomで印象が良くなる三箇条を伝授いたします。当たり前のことですが、案外出来ていない方が多いです。クライアントと話すからではなくて、誰と話すときも自然と出るようにしておくと非常に強いです。

  • 普段の1.5倍元気よく挨拶、返事、相槌
  • Zoomの背景を整えておく
  • 相手の反応を見ながら進める

聞いたことある内容ですよね。それでもやっている人が少ないので、当たり前に実行するだけで、差別化できます。この部分を特別褒められることは少ないですが、「なんとなく印象が良く見られる」ので使わない手はないです。基準を上げていきましょうね。

ワイヤーフレーム

ワイヤーフレームとはWEBサイトの設計図にあたります。家を建てるときにはまず設計図を作るように、WEBサイトを作る際にも設計図(ワイヤーフレーム)から着手します。

特に重要視していただきたいのは、「WEBサイトを作る目的が達成できるのか」「構成に根拠があるのか」の2点です。この内容は別コンテンツで詳しく解説する予定ですが、ディレクションの肝にあたるのでしっかりと作りこんでいきましょう。

少し厳しいことを言いますが、設計図がちゃんとしていなければ、どれだけ優れたデザインにしても結果は出ないです。そのくらいの覚悟で向き合っていきましょうね。

後、実際にワイヤーフレームを作る際の参考スケジュールを共有しますね。これをベースにスケジュールへ反映していただければと思います。

  • ワイヤーフレーム(TOP)
    • 1週間:TOPページのワイヤー作成
    • 0.5週間:ワイヤーフレームの修正
    • 0.5週間:クライアント様での確認
  • ワイヤーフレーム(その他)
    • 1週間:他ページのワイヤーフレーム作成
    • 0.5~1週間:ワイヤーフレームの修正
    • 0.5~1週間:クライアント様での確認

もう一点非常に重要なポイントとして、デザイン作成のフェーズに移る前に、確定を入れましょう

具体的にはデザイン工程に進んだ後で、大幅な内容変更の場合、追加費用をいただく可能性がある旨をテキストで伝えておくと無難です。 クライアントはWEB制作に関して詳しい訳ではないので、ワイヤーが変わることで、デザインも作り直しになる説明行い、理解してもらうように努めましょう。
金額に関連する話は、しっかりとテキストベースで共有しておく。
※次のように伝えると印象が良い。
「決まった内容をベースにデザイン制作を進めていくので、変更点がある場合は現時点で共有よろしくお願いいたします。 デザインを進めた後で内容が変更となると、スケジュールにも大きな影響が出てしまい、場合によっては追加費用となる可能性もございます。 お手数ですが、改めまして内容の確認お願いいたします。」

先方も忙しい中、時間をとってもらうことになるので、恐縮してしまう気持ちもよくわかりますが、先方にも協力いただき、より良いものを期間内で作り上げることが最優先なので、必要部分でしっかりと協力していただくマインドで向き合っていきましょうね。

デザイン

続いて、ワイヤーフレームの合意が取れた後はデザインのプロセスとなります。

ここでディレクターとしての注意点としては、2つあります。①デザインの意図を言語化してもらう②デザイナーには事前にワイヤー情報を提供する

①デザインの意図を言語化してもらうに関しては、文字通りなんでこのデザインにしたのか、その理由を説明してもらうように依頼した方が良いです。

というのもデザインは感性で行うものではなくて、「男の人がターゲットだからこんなデザインにした」というようにその理由が存在します。その理由を言語化して、デザインと一緒に共有してもらうということです。

これがあることで、ディレクターがデザインの意図も踏まえて、クライアントに説明することで修正回数を大幅に減らすことができます。

続いて、②デザイナーには事前にワイヤー情報を提供するに関して、デザイン制作期間になる前(具体的には1週間ほど前)に、デザイナーにはワイヤーを共有しておきましょう。その時点ではまだ最終決定していなくても構わないです。この情報を共有して、デザイン制作に必要な情報がないかを予め確認してもらいます。こうすることで、デザイン制作期間に入ったのに、必要情報がないから制作が進められないなどのトラブルを回避することができます。

これをすると、デザイナーからの印象がよくなることに加え、スケジュール通りにプロジェクトが進行できるので、クライアントや制作会社からの印象が非常によくなりますよ。

またこれはある程度実績ができてからでも構いませんが、ディレクターとしてデザインの基礎を学んでおくと仕事の幅が広がります。実際に優れたデザインを作れる必要はないですが、

「デザインを決める際に、どのような情報を元に決定していくのか」
「ターゲットによって、求められるフォントやデザインが変わること」
「与えたいイメージによって、使用する色を変える(カラーマーケティング)」

この辺りの基礎情報を知っていると、クライアントに説明する際や、デザイナーに依頼する際にかなり活きてきますので、お勧めです。

例えば、色に関しては以下のブログ記事を見ると、ターゲット向けに色の選択が重要で、色だけで印象が大きく変わることがわかる。

https://docodoor.co.jp/staffblog/color-scheme/

デザインの進捗状況に関して、あまり催促はしない方がよいが、デザイン期間の中間あたりで進捗状況を確認しておくとトラブルになりにくい

細かい話を言うと、ワイヤーに対して質問やリアクションをもらえていない場合は、もう少し早い段階で細かく進捗確認をした方が無難

ただ、「期間の前半までに〇〇してください」などと、ルールを決めすぎるとやりにくく思われる可能性があるので、都度確認している。気の知れた人がデザイナーの場合は頼んでおくとスムーズに進めることができる。

デザインをクライアントに共有する場合、慣れない内はZoomでお伝えするようにすると丁寧で良いです。ここでデザインの意図も含めて、ディレクターがしっかりと説明することで、クライアントも安心していただけるので。

ある程度慣れてきた後は、クライアントに応じて、デザインのやり取りをチャットベースにしても問題ないです。

コーディング

デザイン同様、コーディング制作期間になる前(具体的には1週間ほど前)に、コーダーにはデザインカンプを共有しておき、不足している情報がないか確認しておきましょう。理由としては、デザインの時と同じです。

制作会社からディレクションの仕事をもらう際は、構築指示の内容を把握しておく方が無難です。通常は、デザインカンプを貰えば、その通りにコーダーの方がデザインしてくれるのですが、制作会社によっては別途指示書を作らないといけないものもあるので。ただ実績を作る段階では、あまり深く考えずに経験になると考えて、引き受けて問題ないです。

またFTP情報など、構築、公開のフェーズで必要な情報が揃っているか確認も必要になります。これもコーディング期間の前にコーダーさんにヒアリングの上、確認しておきましょう。

基本的に必要な情報としては、以下の通りです。

  • テスト環境の有無

  • ドメイン

  • FTP情報

  • タイトル

  • ディスクリプション

  • ファビコン

また、コーディング後のテスト内容も合わせて確認しておくと非常に丁寧です。実際は制作会社の方で雛形があったりしますが、事前に確認しておくことで、スムーズに制作を進めることができます。

テスト

実はコーディング後の品質確認に関して、ディレクターも確認を行います。最終の責任はディレクターにあるためです。

最低限として、下記を確認するようにしましょう。

  • PC、SPでのデザインが再現できているか
    (ピクセルパーフェクトというより、テキストや画像など構成として問題かどうかを確認)
  • リンク先の確認

制作会社と仕事をしていても、この辺がかなり甘い会社もあるので、しっかりと確認をして、フィードバックすることで、クライアントからの信頼が獲得できるので、最後まで手を抜かずにやり切っていきましょう。

公開

サイトの公開対応に関しては、テストが完了したサイトをクライアントに見てもらって、問題なければ公開対応をコーダーさんに依頼します。

公開にあたって、エラーが表示されるケースもあるため、営業時間外に対応する方がベター。必要に応じて、ディレクターもサイト公開に伴うテストを同時刻に行い、コーダーにフィードバックを行うこともあります。

WEB集客

非常にざっくりで構わないので、WEB集客の流れを理解しておくと提案の幅が広がります。

どうしてもディレクターというと、「HP制作工程を管理する」と認識してしまっている人が多いですが、そこから一歩抜け出すために、この知識が必須です。

外部ディレクターとして制作会社から仕事をもらうにあたり、この部分の提案力があると非常に他と差別化ができるので、流して読むだけではなくて、自分の言葉で提案ができるようになるまで何度も読み込んでもらえると有り難いです。

WEB集客の流れに関して、まずは下記の図を頭に入れる。

この流れ自体は一般的なものなので、特に知らなかったという情報はないと思います。ただ、この内容をベースにクライアントに提案できるようになることが目的なので、それを意識して読み進めていきましょう。

Step1 認知

シンプルに「ユーザーに知ってもらう」というステップ。まずは下記概要を把握すれば問題ないです。後は必要に応じて、調べる癖をつけておけば問題ないです。

調べる癖はこのパートに限らず、基本的に意識しておくべき習慣ですね。

具体的な手段としては、下記の通りで、ざっくりとメリット、デメリットをまとめているので、把握しておくことが重要です。

SNS

  • 概要
    • どの会社もやらないといけないと理解はしている。ただ、やり方を間違っていたり、運営する工数が確保できていない会社がよくある
  • メリット
    • SNSを通じて、多くの見込み客に認知することができる
    • 業態によっては、SNSから直接問合せに繋げるケースもある(美容院などが顕著)
    • SNSで教育して、ファン化させることも可能
    • さらにSNS経由により、狙ったユーザー層をStep2に誘導することが可能
  • デメリット
    • 戦略を持って、投稿していく必要があり、工数が必要

SEO

  • 概要
    • 王道の集客方法の1つ。WEBに詳しくなくても、知っているクライアントが多いが、実際は単語程度しかわかっていない場合も多いので、しっかりとニーズをヒアリングして、適切な提案をするきっかけになりやすい。
  • メリット
    • 誰も使うGoogleの検索上位に表示されることで、継続的な集客が実現可能
    • 比較的年齢層が高い(30代以降)ユーザーには特に相性がよい。
    • 若者はどちらかと言うと、SNSで検索することが主流
  • デメリット
    • Googleのアルゴリズムの変更に伴い、大きく集客が変動する可能性がある。
    • 対策には比較的に費用と時間がかかる。

MEO

  • 概要
    • 実店舗など、集客エリアが限られる業態において、非常に効果的。
    • 近隣の店を探している時点で、見込み度合いの高いユーザーである可能性が高いため。
    • 同時に、MEOと合わせてチラシを配るなどのオフラインでの対策を相性が良い。
  • メリット
    • あまり対策されていない店が多く、さらに対策にもそこまで多額の費用は不要のため、提案しやすい。
  • デメリット
    • 集客エリアが限られない業態には適していない

広告

  • 概要
    • 広告費用がかかってしまうが、適切な戦略で広告を出すことで、すぐに見込み客の集客に期待できる
  • メリット
    • すぐに集客できる
    • いつでも止めることができる
  • デメリット
    • 広告を止めると、集客が止まってしまう。
    • 比較的さまざまなユーザー層を集めることになる。
Step2 興味・関心

SNSやHPを見てもらい、興味を持ってもらうというフェーズになります。

Step1でどんなユーザーにアクセスしてもらうか(=ターゲット)によって、キャッチコピーなどの打ち出し方の検討が重要となります。

時には、広告用のLPなど、Step1の手段に応じて受け口を準備することで、それぞれの人に刺さるコンテンツを設計することが必要となります。

Step3 比較・検討

Step2で興味を持ってもらった方は、今の時代必ず比較・検討を行います。これまではGoogleでの検索がメインでしたが、特に若い世代ではSNSでの検索も念頭に入れておく必要があります。

そんな中選んでもらうために、こちらからコンタクトを取れる状態を持っておくと非常に有利になります。

なぜ各社がこぞって、メルマガに登録させるかというと、企業側からユーザーにコンタクトができるためです。機能的に差別化が難しい時代のため、特に接触回数を増やす施策が本当に大事になります。

その手段として、LINEへの登録やメルマガへの登録を促すことが有効です。

LINEやメルマガなどでクーポンなどの有益情報を流すことで、見込み顧客へのセールス活動が簡単に行えるようになります。またLINEの登録者が増えることで、見込み顧客の数が把握できるようになり、売上の見通しが立てやすくなり、経営がより安定します。

例えば、広告などでLINEに誘導して、LINEの友達数が増えることで、長期的な売り上げにつながる見込み顧客の情報が手に入ることも有効です。

Step4 購買

如何に購買までのプロセスがシンプルに出来るかが鍵となります。

問合せしたいと思って、HPに行ったけど、中々問合せボタンが見つからないと言うようなストレスを与えてしまうと、これまでの活動が無駄になりかねないです。ユーザーの目的を把握して、その目的が最短で達成できる道筋を決める必要があります。

また、リピートにつなげるために、継続的に繋がり続けるために、LINEへの誘導などを行うと、長期的な売り上げにつながるので、非常に喜ばれます。

上記の話を全部自分でやらないといけないと考えると荷が重くなりますが、そんな必要はないです。

「こんなツールを使えば、今抱えている悩みが解決できる見込みがあります。改めて提案させていただいてよろしいでしょうか?」

と言えるだけの情報を身につけることを意識してみてください。

提案してほしいと言われた後は、その方面に長けている人に相談をして、提案をすればいいだけなので、安心して提案していきましょう。(=全て自分でやる必要はない

ただ、制作会社から仕事を任されている場合、制作会社の一員としてクライアントに向き合うため、クライアントに提案する前に制作会社に提案しても問題ないかどうかを確認した方が良いです。

③CS(クラウドソーシング)営業準備

ここまで読んでいただいて、薄々勘づいていると思いますが、本ロードマップの内容はまだまだ続きます。本質的な内容ですが、ここまで網羅している内容は中々ないので、一気に最後まで読んでもらえると嬉しいです。

1回読んだだけでは、正直消化不良な内容もあると思いますので、現在置かれている状況を踏まえて、繰り返し読み返していただくことをお勧めします。

理想の結果を出すまで、手を止めずに行動していきましょうね。

実績作りの方向性

ここからは実績作りのための、営業活動についてお話していきます。

方向性として、CSでサイト制作の案件を受注して、実績を作っていきます。

理由をしては、制作会社の外部ディレクターを目指すにあたり、必要な経験を紐解くと「クライアントとコミュニケーションを取りながら、制作をリードした経験」が必要不可欠です。

HP制作において、ディレクターの役割が非常に重要です。全く同じサイトを作ったとしても、ディレクターの対応次第でクライアントの満足度は大きく変わります。そのため、制作会社がディレクションのポジションを外部の人に任せる場合は、必ずこの実績が求められます。

経験がない人に頼むのは、非常に怖いので。。。

ちなみにこの実績を積むにあたり、制作会社経由だけでたどり着くとすると、

  • コーダーもしくはデザイナーとして仕事を受注し、納品する
  • 初案件の実績を評価いただき、その後複数案件を受注する
  • 信頼を勝ち取った上で、少しずつクライアントに近い部分のお仕事を任せてもらえる
    • 打合せへの同席だったり、ワイヤーも考えてみて、など
  • さらに信頼を勝ち取ることで、求めているディレクターとしての仕事に少しずつ任せてもらえる

結構時間がかかることが、お分かりいただけるかと思います。

そのため、CSで直接クライアントとやり取りして、サイトを作り上げる経験を最速で積むことで、今後制作会社向けに営業する際に強力な武器になります。

その他にも、デザイナーやコーダーとチームで制作するためのコミュニケーションスキルも必要になりますが、この時点では問題ないです。

CSのプラットフォームに関して

Lancers、Crowdworks、ココナラなど、メジャーなプラットフォームは全て登録する。

実績作りが目的なので、どの媒体なのかは問わないので、手間に感じるかもしれませんが、必ず登録してくださいね。

CSのプロフィールに関して

まず大前提として、全ての項目を必ず埋めるようにしてください。

実績がない時は圧倒的に不利な状況で、基本的に選ばれないです。残酷ですが。

ただその中で、少しでも可能性をあげるため、プロフィールなどはしっかりと埋めておくのがマストです。

さらにプラットフォーム側のことを考慮すると、せっかく項目として準備しているプロフィールを埋めている方を優遇されるので、必ずしっかりと項目を埋めましょう。

プロフィール作成時の注意点

読まれる方は、「ITリテラシーがあまり高くない店舗経営者」を想定して、プロフィールを作ってみると良いです。

読まれる方を想定すると、難しい言葉も使わなくなりますし、無駄な表現は避けるようになるので、意識してみてください。

WEBに疎い人が見て、一目で理解でき、この人信頼できそうだなと思ってもらえる内容を意識。

具体的には親世代の方でもわかる表現で伝えることを意識するとわかりやすいと思います。

「SEO」や「検索エンジン最適化」などと表現してもわかりにくいので「WEB上で検索されやすくなる施策」などど表現するとどなたでもわかりやすくなるのでおすすめです。

もしかすると、SEOという単語は知っているかもしれませんが、わからない人に向けて寄り添って伝えてくれる配慮がある人という印象を与えることができるので、やらない手はないです!

とはいえ、プロフィールをどこから作って行けばよいかわからない方もおられると思うので、プロフィールテンプレもつけておきます。

これが最高のプロフィールというよりは、なるべく時間をかけずに最低限のプロフィールを作るためのテンプレートだと思って、使ってみてくださいね。

プロフィールテンプレ CSプロフィールテンプレ

ただ、プロフィール作成に時間をかけても、受注ができる訳ではないので、サクッと作ってしまって、次のプロセスに進んでいきましょう。

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めっちゃ気持ちがわかります。

何となく、ディレクターってコーダーの上位職のような気がしていて、とても自分に手が届く職業ではないと思ってました。コーダーとしてお仕事を始めて、約1年ほどは。。。

自分の場合は、たまたまクラウドソーシング上で制作会社がディレクターを募集していて、運良くその募集で採用していただくことができ、ディレクターとして活動するようになりました。

それまでは、ディレクターとして必須であるワイヤーフレームを作ったこともないですし、WEBサイトを作る目的などもあまり考えられていませんでした。

ただ、このディレクターとしての経験を通じて、「ディレクターって本当に足りてない」「コーダーとして経験を積み重ねても、ディレクターには全く異なるスキルが求められる」「ディレクターとして実績の数よりも質を求められる」ということを学びました。

実際に今これから説明するロードマップに沿って、未経験からディレクターになっている人を何人も見てきました。ディレクターとして、求められるツボを抑えた上で

正直に告白します。

自分は2年ほど前に学習を始めましたが、

こんな悩みを解決します。

正直6ヶ月前は中々まとまった収入が得れず、家庭内での衝突が絶えませんでした。
子育てにももっと時間使ってよ」と頻繁に言われていました。
子育てに時間を使いたいけど、兼業のため難しく、日々疲弊していきました。

それが今では勤めている上場企業の退職も快く受け入れてもらえるように。

この肝は「クライアントワークの最適化」でした。

具体的には、フリーランスが紹介をいただける仕組みを理解して、正しく行動を積み重ねることで、作業時間が短くなり、単価が上がりました。たいそうな資料を準備することもなく、明日から実践できる内容をまとめています。

実践することで、家族の時間や自分の趣味の時間を確保しながら、仕事ができ、相手からも感謝されると考えると、ワクワクしませんか?

考え方も合わせて伝えているので、しっかりと理解して実践することで、あなたの理想の未来に必ず近づきます。絶対実践してくださいね!

これまで30人以上のお悩みに寄り添ってきていますが、その大半がこのクライアントワーク最適化で解決できます。というのも、しっかりと目の前のクライアントに信頼されて、お互いに敬意を払って、適正な単価でお仕事をいただければ今の悩みは解決すると思うんですよね。

この内容を読んでもらえれば、何をすれば信頼され、選ばれるかが分かるので、単価交渉などもスムーズに進むようになります。

次の悩みを持っている方は、特に、最後まで読んでほしいです。

  • 「行動している割に結果が伴わない状況を変えたい」
  • 「低単価で消耗している自分を変えたい」
  • 「家族の理解を得て独立したい」

私の現状

本編に入る前に、簡単に自己紹介させてください。

  • 兼業(本業≠WEB)
  • 2人の子育て中(3歳、1歳)
  • 2年前にWEB制作の学習開始し、今では1日2時間稼働で月50万円受注
  • 営業支援コミュニティ(codolife)でセミナー実績が複数
  • 制作会社の外部ディレクターとして、プロジェクトの参画実績が複数
  • 12月に家族の了解の元、独立予定

本当に2022年に入ってから、半年ほどで大きく人生が変わりました。

  • 月収:10万円→50万円
  • 作業時間:4時間→2時間/日
  • コミュニティ内でのセミナー登壇実績複数
  • 外部でのセミナー登壇依頼
  • 高単価なのに、相手から喜ばれながら仕事を受注

正直昨年の自分が見たら、怪しい内容だと疑っていると思います。それくらい大きな変化です。サイト制作全般(ヒアリング〜デザイン〜コーディング)で10万円超えて喜んでいたところ、半年後にはディレクションだけで30万円のお仕事をいただけたりしております。

今では本業もある中、月に1回はディズニーランドなどのレジャーに出かけています。

こうやって、家族と本業とWEB制作を全て両立できているのはこの「クライアントワーク最適化」に他なりません。

それでは、本題に入る前に1つだけお願いがあります。

本コンテンツを見て、少しでも興味を持てた、納得ができた内容があれば必ず行動に移して欲しいです!!

このコンテンツを作ったのは、あなたの人生をより良くして欲しいと本気で思っているからです。道半ばで挫折する人をこれ以上見たくないので、必ず行動まで落とし込んで欲しいです。

どう行動すれば良いかわからない人、直接相談いただければ、何とかしますので、絶対にお願いしますね。絶対ですよ。

では本題に入っていきたいと思います。

選ばれるフリーランスになる原理とは

「クライアントワーク最適化」の基礎となるフリーランスが信頼される原理を知るところから始めます。

実はあまり知られていないのですが、個人で事業をするにあたって、評価の基準は減点方式です。

これまでみなさんは学校などで、加点方式で評価をされてきました。正解した数に応じて、点数が足し算されていくものです。

ただ、それとは全く逆の評価基準となります。

個人で仕事をする上では、如何に減点されないように立ち振る舞うかが重要となります。

少し難しそうに感じられたかもしれないですが、むしろこの評価基準のおかげで割と簡単に信頼を積み上げられ、継続的にお仕事をいただけるようになるんです。

というのもビジネス上でのお作法はほぼ決まっているものなので、それを着実に抑えるだけで勝手に信頼が積み上がるためです。

例えば、巷でよく言われている、即レスをして、定期的に報連相をして、丁寧なコミュニケーションをして、納期をしっかり守ればいいだけです。

全て実践するためには、最初は苦労すると思いますが、やることが明確なので、やるだけで紹介される人材にはなれます。

ただ、これだけではタイトルのような結果には辿り着くのは難しいです。

もう一つ要点を抑える必要があるんです。

それは「感動される」こと
これがあると、一気に他のフリーランスと強く差別化できます

減点されない」ことで、お仕事を依頼する候補者になることができます。 その上で、「感動される」ことで、指名して選んでもらえる人材になることができます。

選んでもらえる人材になれると、あなたのことを配慮してお仕事を紹介してもらえ、さらに単価交渉なども応じてもらえるようになります。

でも感動を与えるって難しそう…

意外にそんなことはないよ。
単純に相手の期待値を上回ればいいだけ

「それが難しい」と聞こえてきそうですが、1つ1つ丁寧に説明していくので、ご安心ください。

周りと同じ基準だから大丈夫という考えから、どうすれば周りと差別化できるのかという観点で1つ1つのコミュニケーションや作業を見直してみれば、改善点が見つかり、それを当たり前に対応することで気づいたら感動される人材になれます。

実際、私も後程説明する秘訣を意識し出してから、制作会社の方から感謝されながらお仕事をもらえるようになりました。「今後もお仕事を引き受けてくださって本当にありがたいです」と言われることもあります。

全く難しいことはないので、是非この後のコンテンツを読んで、一緒に実践していきましょう!

早速3つある秘訣をそれぞれ紹介していきます。

秘訣① 徹底的に「安心」を与える(=減点を避ける)

まず1つ目は減点を避けるために、徹底的に「安心」を与えるための行動をまとめました。 途中で即レスなどとお伝えした内容と一部重複しますが、このリストの行動を押さえておけば、まず間違いないです。

考え方と合わせて、お伝えしているので、この行動だけすれば良いではなくて、どうすれば「安心」を与えることができるのかという観点で考える癖をもってもらえると助かります!

具体的には、次の2点だけを抑えてください。

①この人に任せておけば大丈夫と思ってもらう
②トラブル時
の対応で安心を与える

…当たり前ですよね。。。ただ、本当に出来てますか?

様々なフリーランスの方とお仕事させていただきましたが、意外に出来ていない人多いです。

「それ知ってる!」と言う内容が多いですが、胸に手を当てて、本当にできているか、確認しながら読み進めてみてください。

①この人に任せておけば大丈夫と思ってもらう

①-1 依頼した内容を条件通りに対応すること

言うまでもないですよね。依頼を受けた時点で、そこで契約が始まっているので、対応内容、納期など着実に守る必要があります。

特に納期に関して、平気で自分の都合を全面に出す方を見かけます。正直、どんなにスキルがあっても、依頼内容を守れない人は重宝されないです。

当たり前ですよね。納期も含めて発注したのに、急に日程通りの対応が難しいと言われると信頼がなくなってしまいます。これって、制作会社から仕事をもらっている場合、あなたと制作会社間の信頼がなくなるだけではなく、クライアントと制作会社間の信頼関係も壊れてしまいかねないので、本当にまずいです。

無理な依頼を受けるくらいであれば、勇気を持って断る方が相手のためにもなります。無理な仕事の依頼の場合は、しっかりとリスクを事前に伝えていきましょう。

①-2 丁寧なコミュニケーション

ここで言う「丁寧な」とは、敬語や文面の話ではなく、相手が求めている情報を丁寧に伝えると言うことを意味しています。

例えば、仕事を任せて何も連絡がないと、「進捗いかがですか?」と聞かれます。この時点で、相手の方に対して、心配というストレスを与えてしまってます。このような小さなストレスが、減点されていきますので、1つ1つのコミュニケーションを気をつけていきましょう。

具体的には、次の3つを意識して、コミュニケーションを取ると減点になることはほとんど回避できます。

  • 定期的な進捗報告
  • 当日のリアクション ※即レスは難しくても、当日中に必ず一次返信
  • 確認の徹底(勝手に自分で判断をしない)

①-3 相手の土俵に合わせる

少し実績が出てくると、陥りがちですが、自分のやりやすいような方法で仕事を進めようとする方がいます。もちろん、業務改善の提案は非常に良いですが、相手側にルールがある場合は素直にそれに従って対応した方が印象が良いです。

例えば、コーディングルールやデザインを作るツールなど。実績を作って、関係値がある中で改善提案することは非常に重要ですが、まずは「郷に入れば郷に従え」を意識してみましょう。

②トラブル時の対応で安心を与える

ここでは、トラブルに関するマインドを変えてもらいたいと思います。

②-1 トラブルのメリットを活かす

多くの方はトラブルにはネガティブなイメージを持っていると思います。確かにトラブルには対応期間が伸びるなどのデメリットもありますが、同時にメリットもあるんです。

そのメリットとは、同じ作業をしているにもかかわらず、評価が上がると言うことです。

どう言うことかと言いますと、全く同じコーディングをしたとして、スケジュール通りに進んだプロジェクトとクライアントの都合でスケジュールが延期になったプロジェクトだと相手の印象は大きく変わります。

もちろん後者の方が印象がいいです。「スケジュールが遅延したのに、追加費用なしで対応いただいてありがとうございます」と言われるわけです。

例えば、納期が厳しいお仕事の場合、引き受けただけで感謝され、さらに納品までしっかりと対応すればプラスαで感謝されます。

私もクライアントの都合でサイト構築が約1年ほどかかっている仕事があります。行う作業はそこまで大きく変わりませんが、追加費用なく対応していただけて本当に助かりますと言ってもらえてます。

確かにスケジュール遅延で他のスケジュールが狂ったり、メンタル的に少し負荷がきたりしますが、冷静に考えれば作業量が大きく変わらないので、信頼を優先して対応することをお勧めします

最近はトラブルが起きるとラッキーとすら思えるようになりました。これは少し異常かもしれませんが、このくらいのマインドでいると、かなり楽になりますよ。

②-2 自責の念を見せる

また、自責の念も重要です。

あなたに関係がない部分でプロジェクトの延期などになることがよくあります。そのプロジェクトではあなたは全く悪くないとして、今後の改善のために、「何か改善できることはなかったでしょうか?」と聞く姿勢を持っていると感謝されます。

感謝されるから質問するというよりは、この自責の念を持っていないと将来的に仕事をもらえなくなってしまうので、可能な限り早い段階から意識すると、相手との関係性が本当に良くなります。

さらに、その自責の念を見せることも意識すると、さらに効果が増します

秘訣①を読んでみてと「聞いたことある」、「既にやってるよ」という項目がある一方で、「あんまり意識できてなかった」という内容もあるかと思いますので、今日から徹底していきましょう!!

秘訣② 信頼を積み上げる(=感動を生む)

ここからは、感動されるほど、信頼を積み上げる具体的な方法をお伝えします。

感動とは、期待値を上回ることです。

つまり、「大体〜〜するよね」という暗黙の期待値を上回っちゃえば良いと言うことです。

例えば、コーダーの方だったら、デザインカンプをもらってから動き出すというのが普通(期待値)です。それに対して、その前からコーディングに必要な情報をまとめてディレクターに連絡したり、作成途中のデザインカンプを見て、不明点をデザイナーに確認するといかがでしょうか。

非常にしっかりしているコーダーさんだなと感じませんか?

やっていることは難しいことではないです。このケースだとただ少し早く動き出しただけ。本当これだけなんです。

ここでは、「スピード」と「+α」で感動を生む方法をお伝えしていきます。

スピードで感動を生む

スピードとは2種類あります。

早くから着手する」ことと「速く終わらせる」があります。

先ほどの例では「早くから着手する」ことで、スムーズにプロジェクトが推進できるという具体例を説明させていただきました。

それとは別に、「速く終わらせる」とは1週間の作業期間に対して、2日で対応して納品するイメージです。これの良いところは、速く作業ができるというアピールになると同時に、日程の余裕ができるため、ディレクターの方の負担が減らせると言う点です。

1週間も期間があると、どうしても後半に作業着手される方が多い印象ですが、ここを初日から着手して前倒しできれば、確認作業に時間が取れますし、今後他の緊急案件の依頼などを受けられるようになります。

これって意識している人あんまりいないので、結構おすすめです。

+αで感動を生む

よく言われている「面倒ごとを巻き取る」ことを意識すると改善点が見えてきます。

ただ、面倒ごとを巻き取ると言っても、わかりにくい部分があるので、具体例を説明しますね。

例えば、コーダーだったら

  • 品質チェックに関して、制作会社のルール以上のテストを行い、レポートを提出する
  • ディレクターの方がそのままクライアントに転送できるように
    • 質問表を作る
    • 専門用語をなるべく使わない
    • 語尾に配慮する
  • 修正指示に対して、ディレクターの工数が減るように
    • 修正点と修正結果のスクショをまとめてあげる

デザイナーだったら

  • デザインカンプに追加して、デザインの意図まで添えて共有する
  • 参考サイトをデザイナーから複数案提案する
  • 積極的にクライアントとの打合せに同席して、デザインの絞り込みを行う

などは意識して、徹底します。

このあたりを徹底して対応してもらえると、制作会社やディレクター目線から次もお願いしたいと自然となります。本当に。

また面倒ごとを巻き取るに関しては、至る所にそのチャンスが落ちているので、積極的に拾って、信頼を積み上げることをお勧めします。

自分の場合は、新入社員をサポートディレクターにつけたいとの要望に対して、プロジェクトとは別に個別に1時間をとって、新人の方にディレクションの進め方、大事にしていること、自身の学習手順などをZoomでお伝えしました。

このような積み重ねが強固な信頼となって、継続的なお仕事紹介につながります。

次の秘訣が最後となります。一番強力な内容です。

秘訣③ コミュニケーションの質を上げる(=感動を生む)

少し難しそうに思われたかもしれないですが、次の2点だけ意識するだけで問題ないです!

「解釈」と「提案」でコミュニケーションの質とスピードをあげる

秘訣①でもコミュニケーションの話をさせていただきましたが、ここでは応用編となります。

コミュニケーションとはただ返せばよいものではないです。やり取りが増えると相手の時間を奪うことに繋がるので、しっかりと前に進むコミュニケーションが必要です。

そのためには、「解釈」と「提案」でコミュニケーションの質とスピードを上げていきましょう

例えば、次のようなやり取りってよく見かけると思います。

〇〇の文章を△△に修正いただけますか? 月18:00

これはTOPページだけでよろしいでしょうか? 月18:30

はい。お願いいたします。 火9:00

修正させていただきました。 水8:00

これって即レスしているし悪くなさそうですが、よく見ると1チャットごとに話が前に進んでいないんですよね。

フリーランスで時間が自由に確保できる人は大きな問題にならないかもしれませんが、兼業や子育て中などで時間が自由に確保できない人は要注意です。

ちなみに、同じシチュエーションで次のように答えるとどうでしょうか?

〇〇の文章を△△に修正いただけますか? 月18:00

承知しました。TOPページと理解しましたが、他ページでも同様の表現がございましたので、合わせて修正させていただきました。 火8:00

ありがとうございます。非常に助かります。 火9:00

同じシチュエーションでも、1日アウトプットが変わってきます。ただ聞きたいことを聞くのではなくて、解釈をして、提案する。もし2通りの解釈ができる場合は、「Aの場合、A”します。Bの場合、B”します」と伝えてあげると、相手は選ぶだけなので、相手の負担が減りますし、結論までのスピードが変わってきます。

ここまで配慮できるようになると、相手からするとすごく仕事がやりやすいと思ってもらえるようになります。

制作会社よりも、制作会社のことを考える

次は制作会社の立場になって行動しようという話です。

昔から相手の立場になって考えようと言われてきましたが、まさにそれです。

これを意識する理由に関してですが、フリーランスはこの感覚が薄いためです。当たり前ですが、制作会社の社員の方は、会社の今後や会社での評価が重要なので、クライアントにどうみられるのかは非常に意識されています。

その一方で、フリーランスの方はそこの意識がかけがちです。逆に言うと、ここをしっかりと意識すると強く差別化することができます。

例えば、制作会社の都合で納期が伸びてしまったとします。もし私がコーダーだった場合

クライアント様への印象を考慮して、デザインが確定しているページからページ構築に着手いたします。段階的に先方に見せることで、少しでも安心感が与えられればと思いますが、いかがでしょうか?

印象めちゃめちゃいいと思いませんか?

この発言の背景には、クライアントへの制作会社の見え方を配慮することがあります。ここを抑えておくと、感動され、また今後「ディレクターもできる?」などと幅広い仕事に繋がります。

実際、「制作会社のディレクターよりもしっかりと自社のことを考えてもらっているので、本当に助かります」と言われたこともあるので、本当に効果あります。

まとめ

3つの秘訣に関して、いかがだったでしょうか?

正直聞いたことがある内容が多かったと思います。ただ、ここを抑えるだけで継続的に活躍できるようになりますので、是非行動に落とし込んでいって欲しいです。

他でも聞いたことがあるということは本質的な内容なので、安心してこの内容をやりきっちゃってください。

「知っている」と「出来ている」には大きな、大きな溝があるので、ぜひこの内容が出来ているというところまで行動に落とし込んでいただきたいです。

しっかりと信頼が積み重ねていけば、自然と継続でお仕事がもらえ、さらに単価交渉をした際に好意的な反応が得られるようになります。

全く難しいことはないです。当たり前のことを当たり前に対応することが鍵です。

是非一緒に行動していきましょう。

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是非一緒に行動していきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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